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zoom RSS 【アルバム・エントリー】A This Year's Model

<<   作成日時 : 2017/08/07 16:07   >>

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ウーム、イカンですなぁ…新たにアルバム・エントリー企画をスタートさせ毎月の更新頻度を無理なく嵩上げさせる当初意図が早速暗礁に乗り上げてるぞぉー!6月はアルバム・エントリー1回、曲エントリー1回、とまさかの2回更新のみに留まり7月に至っては無更新(汗)全然自分のサボリ精神に改善が見られないじゃないですか…おのれオマエというヤツは!このところの新譜購入ネタは「サージェント・ペパーズ」にせよ「パープル・レイン」にせよジェシ・エドのアトコ盤リマスター企画にせよ当ブログでは既にエントリーした人達ばかり、という事情もあり聴いてる音楽とエントリーネタがリンクしにくい事情も無いではありませんでしたが、そもそもリアルタイムネタでのエントリーが根本的に欠如している自ブログにつき説得力に欠ける言い訳という点は自分も十分承知致しております…まぁ単にボーッと一日を過ごしているうちにいつの間にか2ヶ月が経過していた、という以上の理由はございません(汗)

アルバム・エントリーの合間には少なくとも曲エントリーを2回は入れたい考えでしたがこのままズルズルとソコに拘っていくとアルバム・エントリーもグダグダになってしまう恐怖もあり今回は止むを得ずアルバム・エントリー2回目を取り急ぎお送りしたく存じます…何せコステロ、アルバム数が並じゃないですから一ヶ月に1枚ペースでも2年くらいかかると踏んでまして気が遠くなる…!ちなみにアルバム・エントリーのキッカケとなったカフェブリュさんのブログではビートルズのアルバム・エントリーではリリース順に「イエロー・サブマリン」もピックアップしておりましたがコステロの場合サントラやクラシック・アルバムについてはどうしようかなぁ…と悩んでいます。コステロ・フリークの自分をしてそれらのアルバムはコステロが携わったという以上の価値を見出しにくいものであまり前向きなエントリーに出来そうも無くて(汗)まぁ優に1年以上先の話になりそうですし、そこまでエントリーを続けられれば恩の字という所ですが(笑)現在のイメージではコステロが主体的にヴォーカルを取ってないアルバムはオミットする考えで、その代りと言っては何ですがオフィシャルでアーカイヴされたライヴ盤はスタジオ盤を取り上げ終わったらピックアップする方向で行こうかな…なーんてファジーに思っています♪あモチロン「ジュリエット・レターズ」や「フォー・ザ・スターズ」は取り上げる気マンマンですが!

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そういうワケでアルバム・エントリー2回目は当然コステロの2ndアルバム「ジス・イヤーズ・モデル」でございます♪前回エントリーの1stの時にも申し上げましたが自分の初コステロはラジオがら流れてきた「エヴリデイ・アイ・ライト・ザ・ブック」であり必然的に最初に聴いたアルバムはソレが収録された「パンチ・ザ・クロック」でした。当時ラジオやMTVで好きになった曲、ミュージシャンはワンサとおりましたがコステロを聴いた瞬間、自分のインスピレーションがピーン!と働き、「このミュージシャンこそ自分の中でモスト・インポータントな存在になるだろう」と確信したのでした…イヤ冗談や作り話ではありませんよ?例えばコステロを聴く以前だって大瀧詠一や佐野元春、ビートルズといったロック界に燦然と輝く人気と才能を兼ね備えた存在に触れ、音楽を聴く喜びは日増しに膨れ上がっていた当時ですので、そういったお歴々と比較してコステロに傾注していくというのは決して当たり前な選択肢ではあり得ませんよね?やはりロックを聴く、という自分の嗜好の中であらゆる要素がジャストに響いてきたのがコステロだったと言うしかありません♪

例えば彼の特徴的な声。しゃくりヴォーカル、というような形容をされるあの声は非常に大きかったんですねぇー。ロックに於いては歌の巧さ、というのは大事な要素ではありますがソレにも増してアピールしてくるのは生々しさであったり荒々しさというようなアクティヴさが優先されると思うワケです…数字の多寡でデータ集計できるものではありませんがロック界で最もリスナーに愛されているロック・ヴォーカルと言うのはおそらくジョン・レノンじゃないですか?彼のヴォーカルは決してヘタではありませんがテクニカルな面で完璧な歌声だから愛されているのとは絶対違うじゃないですか…それよりも歌詞内容に呼応して感情を叩き付けるような激しさであったり揺らぎというものが与えてくれるインパクトこそが録音に命を注ぎ込んでいると我々に痛感させてくれるワケで歌い手が如何に曲にリアルを吹き込むかが一大事だと言う事でしょう。ジョンこそはその最大の名手だったとほぼ全てのロックファンが了解しているのではないですか(言い過ぎ?)ディランにしても彼の声質は決してリッチなトーンではありませんがささくれたダミ声で歌われる「ライク・ア・ローリング・ストーン」のパワフルさはロックファンにとっての正義以外の何物でもありませんよね…つまりコステロの声も同様の効果を持っていて声質や声域のリミッターがあるが故のパワフルさというものが彼の武器でもあるという事です。あまりに特徴的過ぎてむしろ忌避する方が居てもおかしくない…ソコがマスなポピュラリティー獲得に至ってないデメリットにも繋がっているかも知れませんがとにかく自分にとってはジョンやディラン以上にジャストフィットしたというのは間違いありませんでした。

自己分析能力に優れたコステロはその特徴的過ぎるヴォーカルの特性をこれでもか!とアピールして来ます…だから普通に歌うだけでなく何かと言えばフェイクやシャウトを曲に織り交ぜてくるんですよね。自分が最初に聴いたアルバムである「パンチ・ザ・クロック」の冒頭曲「オール・トーク」のエンディングで鋭く「レッテム!」と叫んだ箇所…思い起こすと自分がグワッとコステロにのめり込んだ瞬間はあのフェイクが大きかったんじゃないか、なんて感じています。そしてその思いが揺るぎない程強固となったのは今回エントリーの2ndに収録された「ジス・イヤーズ・ガール」の存在でした。

「オール・トーク」同様、「ジス・イヤーズ・ガール」のアウトロでもコステロは「イェー!」というシャウトを発するのですが、コレが必殺と言うしかなくて…自分がこれまで聴いてきたロック・ヴォーカル中でも極めつきのシャウトであり極めつきの「イェー!」だったのです!!初めてこのシャウトを聴いた瞬間の全身がエボナイト棒と化して電流を注入されたかのようなエンドレス感電状態はスゴいものがありました…体がピーン!と硬直して受け身無しに後頭部からフローリングに倒れ込むかの勢いとはこの事です。未だにカーステでこの曲を流している最中は必死になって一緒に歌っている自分ですがどんなに思い入れタップリに「イェー!」と声を合わせようとカスリもしないぐらいコステロのボイシングには歯が立ちません…マネしたくてもこんな完璧な「イェー!」は再現できませんって!



このシャウトを聴くためだけにこのアルバムを聴く価値は絶対ある!と断言致しますが、そんなミクロな話抜きにしても本アルバムが名盤であることは周知の事だと思います…なぜなら数多いコステロのアルバム中DX盤がリリースされたのは1stとこの2ndの2作品のみなのですから。ヒット作で言うなら「パンチ・ザ・クロック」や「スパイク」もDX化されてもおかしくないでしょうがロック・ヒストリーに爪痕を残した作品という意味でなら確かにコステロの場合はデビュー後の2連作だという見方は誠に説得力があると言えましょう♪現在まで数百曲の名曲を量産してきたコステロではありますが未だにライヴにおける重要レパートリーがこの2ndに数多く含まれてる点がその証明…「チェルシー」「流行のリップスティック」「パンプ・イット・アップ」「オレのお前」辺りは普遍的なロック・クラシックと認定したってそれ程異論は無さそうじゃないですか?

初期のコステロと活動を共にしてきたアトラクションズ結成はこの2ndから…1stではヒューイ抜きニュースとも言うべきクローヴァーがニック・ロウ人脈でバッキングを務めましたが結果ビルボードで好チャートをマークしてライヴ・サーキット用に早急に自身のバンド結成が要請されたため急遽オーディションが募られたというワケ…既にして「ウォッチング・ザ・ディティクティヴズ」ではスティーヴ・ナイーヴがクレジットされていますが本アルバムに於いて全てのバッキングをアトラクションズが務める事となったのでした。ココこそが1stとの極めて大きな変化というのは間違いないでしょう…明らかにサウンドがアグレッシヴになっているし「アームド・フォーセス」に至るコステロ流ニューウェイヴサウンドへ舵を切ったサウンドのオリジナリティーを一瞬にして獲得した革新的な内容だったと口を酸っぱくしてまくしたてたい気持ちです!ロック・リスナーの共通認識としてコステロはイノベイターでは無い…という見方が主流かと存じます…ロックを創造したワケでも何がしかのオリジネイターであったためしが無いじゃないか、というある種批判的な意見だと思うのですが熱烈なコステロファンである自分は常にこうした意見に傷つけられてまいりました(クスン)どんなに名曲を量産しようとも優れたパフォーマンスを披露しようとも、そうした声の主達の主張とはロックヒストリーにコステロが存在しなくたって誰も困らないじゃん!というワケです…チクショー!

しかし自分としてはこう思うのです…コステロがイノベイターで無くオリジネイターで無いのは事実としても強烈なインフルエンサーである事は否定できないんじゃないか?と。コステロ自身が自嘲的に回顧する「一瞬だけポップスターに上り詰めた」というある時期、具体的には「アームド・フォーセス」が好チャート・アクションを見せシーンを席巻していた頃、「売れたいというバンドは皆僕達のマネをしていた」とも彼は振り返ります…既に自分がコステロを知った時期にはそんなシーンは消失していたので実際どれ程の影響力が作用していたのか測りがたいものがありましたが例えて言うならジョー・ジャクソンのデビューシングルは明確にコステロのエピゴーネンだと揶揄されたりしていた事を思うと先のコステロの言が口先だけでは無いという見方もリアリティがあるんじゃないでしょうか?コステロという強烈なキャラクターの登場はロックシーンにエキサイティングな活性化をもたらした…背景にロンドンパンクの喧騒があったが故に一山幾らという扱いを受けてしまったのは仕方ありませんが逆に申しますとキッチュないかがわしさに満ちファッション性や精神性だけに終始していたパンクが純粋に音楽として秀逸たらしめる一翼をコステロは担っていたと言えますまいか?スタイルのインパクトに一歩も引けを取らないポップソングが書けるソングスタイリストとして広く周知できたという事…コレって偉業以外の何物でもないと自分は昔からずーっっと思って居たんですぅー!(ハァハァ)

あー何か疲れた…まーこうしたコステロファンとしてのある種のルサンチマンは自分の中に綿々と続いて居はしますが(笑)そんな自分のメンドくさい心理状態とこの2ndの素晴らしさは別に直結いたしませんのでご安心下さい♪話を巻き戻しますとアトラクションズとの邂逅はコステロにとっても破格の化学反応をもたらしたことは間違いの無い所でメンバー各々が優れたプレイヤビリティーを有している事は一聴して明らかなのですがそれだけに留まらず全員揃ったビジュアルを含めてエキセントリック感がスゴかった…まー主にコステロとスティーヴ・ナイーヴがソコを担っているのですが、そんな二人と同じフレームでピート・トーマスとブルース・トーマスが収まっているっていうクラスター感覚が素晴らしいったらありゃしません。ピートは冒頭曲「ノー・アクション」で早速大暴れするドラミングを披露してきますしブルースの「チェルシー」に於けるパックマンが面クリするが如くの咬みつきベースも凄いの一言…「ゲット・ハッピー!」収録の「ジ・インポウスター」のプレイもまた驚愕ものなんですがメチャ演奏のスキルが高いのが彼等の持ち味だと言う事です。モチロン、スティーヴのキーボードワークの重要性は言うまでもありません…自分は最初にこの盤を聴いた時、全曲があまりにポップなメロディーを持っている事に大変驚きB面の「天国の生活」まで聴き進んだ時、これ程までにこれみよがしなポップサウンドを構築するという事はとんでもない悪意に裏打ちされているんじゃなかろうか?と訝しんだ記憶が蘇ります。あの曲に於けるクランキーなピコピコ音って絶対清涼な精神の持ち主が奏でられるものじゃ無いと思いません?演奏しているトッポい男は無表情なグラサン面で痙攣するようなオーバーアクションでもって鍵盤を叩いているんですから(笑)

ともあれ自分が貸しレコ屋で「パンチ・ザ・クロック」に続き手に取った盤はこの2ndだったのでした…当時自宅から一番近くの貸しレコ屋には日本国内で発売された全てのコステロ盤がラインナップされていてソコも自分にとって幸運だったと思います。だって普通のレコード店なら全てのバックカタログを置く余裕なんて無いワケですから、つくづく自分が洋楽に興味を持った時期と貸しレコ屋が普及していた当時の環境が相乗効果を生んでいたかを痛感させてくれます。でも何故この2ndを自分は真っ先にピックアップしたのでしょうか…普通なら本邦デビュー盤であるという理由が一番しっくり来ますがソレ以上にジャケのポートレイトが自分の心を鷲掴みにしたと言うのが真実でしょう…1stのポートレイトと並ぶ最も有名なスチールのひとつである事は皆さん容易に首肯してくれるものと存じますが、1stでもイジワるそうだった面相の男がいよいよ実にソコ意地悪い奴と確信させるに十分なスルドい目つきでコチラを睨んでいるじゃないですか。何でこんなメガネのスーツ男にここまでシビれるのかなぁーと自分でも不思議に思えるくらいこのポートレイトにも惚れましたね!ちょいシマリが無さそうな口元もここからあのしゃくりヴォーカルが発せられると思うと自分の中では即座にカッコ良い口元、と自動変換される始末(笑)カメラを構えるその姿はタイトルの「ジス・イヤーズ・モデル」に引っ掛けて「今年の流行」を活写するモチーフなんでしょうが、それは同時にコステロ自身が新たな流行の先端に躍り出てマスコミの矢面に立つことのダブル・ミーニングにも繋がってくるんじゃないですか…コステロが90年代に最初にリマスター再発をライコからリリースした際にBOXセットを出したのですがソレはそれまでのキャリアを総括するものでは無くてデビュー後3rdアルバムに至るまでの約2年半の活動に焦点を当てたものでした。ちょうど本人が「一瞬だけポップスターに上り詰めた」と評したその期間とは如何にコステロがロックシーンにインパクトをもたらしたのか、且つコステロ本人にとっても神憑っていた無敵状態だったかを物語る良いテキストだと申せましょう…BOX内容は1st〜3rdまでのアルバムにボートラを加えエル・モカンボでのセミオフィシャルライブ盤をコンパイルしたイカす内容だったのですがリマスターの質が低グレードだったので決してマストバイなものではありません。未所有な方はスルーして全く問題無し!でも自分は発売時高額な日本盤をい・1万円も出して買ってしまっていたぁー(ホホホ)

本日はデビューアルバムのヒットを受け、いよいよ時代の寵児に躍り出ようとしていたElvis Costelloが78年にリリースした2ndアルバム「This Year's Model」を取り上げさせて頂きました。
アルバムと同時期にリリースされたシングル「レディオ・レディオ」もスゴい名曲なんですが、当時本国盤には収録されなかったんですよね…アメリカ盤の方には収録されていてソレは良かったんだけど「ナイト・ラリー」とあろうことか「チェルシー」を削るという暴挙を犯してまして何やってんだぁー!てなもんです(怒)そして当時自分が聴いた日本盤にはオリジナルから「ナイト・ラリー」が削られ「ウォッチング・ザ・ディティクティヴズ」が追加収録(当然「レディオ・レディオ」は無し…)という日・英・米で収録内容が違うなんて事になってたんですね〜英オリジナルでは初回盤特典として「ストレンジャー・イン・ザ・ハウス」というアルバム未収録曲のシングルがボーナス・ディスクとしてついてきてキャプションに「このシングルにはコステロの2ndアルバムがボーナスとして付いてきます」という文言が(笑)スティッフ時代から続くジェイク・リヴィエラのトリッキーな発想がここでも発揮されていたワケでしょう…

それでは本日はこの辺で…


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