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zoom RSS 34曲目 サマータイム・ブルース - 憂歌団

<<   作成日時 : 2013/08/31 23:01   >>

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どこまでも続くよ、夏選曲!でも今回はイイ曲選んじゃったなぁー、と自画自賛したくなる程の名曲・名演・今年の猛暑にピッタリ、と三拍子揃っているハマリ曲のご紹介です!且つ自分的にも「やった!」と思っているのがちょっと前に新規追加した「カヴァー曲」のカテゴリーにエントリーできた事…あれっきりだったらマズイかなぁなんて思っていたので使えて何より…ありがとう憂歌団!

ようやくクーラーが無くともなんとか夜を凌げるようになってきた…とホッとしていたのに、ここへ来てまたも連日の高温注意報で厳しい猛暑&熱帯夜状態に逆戻り!そうえいば昨年も9月に入っての残暑の厳しさが尋常じゃなかったですからね…今回の曲はうだるような暑さ、まとわりつく空気のダルさを見事に表現した名曲なんですが、こういうのって上手く表現すればする程やるせないんですよね…夏の暑苦しい最中に聴くとホント息苦しくなるぐらいムンムン来ます。嫌だ〜

冒頭で述べましたようにこの曲、大変有名なロカビリー歌手エディ・コクランがオリジナルで自分は原曲は音源で所有してないんですが有名曲だけに聴いたことがありますしどんな感じかはうっすら判ります。良くバイヤーズガイドなんかでもコクランのBestなんかが推薦されてますけど何かオールディーズっぽいのかな…と積極的に聴いてみようとまでは思ってなくて。
ただこの曲はカヴァーが秀逸なせいかロック界のスタンダードと化していると言えるんじゃないでしょうか?一番有名なのはザ・フーの「ライヴ・アット・リーズ」のヴァージョンですかね…スタジオヴァージョンとかあったら済みません…ザ・フーも歯抜けで聴いてまして皆さんの常識が自分には今一把握できておりません。あと以前TVで見た覚えがあるのがサイケフレームで暑苦しいルックスのバンドが演奏していた姿…ウィキペディアで調べたらどうやらブルーチアーというバンドのようでした。ザ・フーもブルーチアーもギンギンのハードロックシチュエーションで素晴らしくカッコ良いので「サマータイム・ブルース」演るならこういうウルサいタイプがベストとつい考えがちですが憂歌団は思いっきりテンポダウンした音色的には全くウルサくないやり方でカヴァーしたのです。

コレは歌詞というかストーリーがスバラしいです。主人公のダメ社員と社長の掛け合い的に話が進みオチもつく、という関西的展開を見せる所…木村のヴォーカルがイケているのは当然として社長役の銀次ボイスがまたイイ!ある意味このアルバムって自分にとって伊藤銀次の最高傑作とも言えるほど銀次印が随所に感じられるんですよね。勘太郎のボトルネックギターと相まって白昼夢を歌にしたような蕩けるぐらいの酩酊感&浮遊感…曲でこれ程のダルさ、暑さを表現できるとは!ただでさえのこの暑さなのにこの曲を聴くと温度上昇します(嫌ですよね?)

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この秀逸カヴァー曲を収録したアルバム「リラックス・デラックス」が自分が初めて出会った憂歌団でした。この曲だけでなくアルバム全体が夏にピッタリのシチュエーションを持ったアルバムなんですがこれは本作のプロデューサーが伊藤銀次という点が非常に大きいと自分は思います。今現在、憂歌団の発表したアルバムの流れを俯瞰してもこのアルバムだけ非常に特異なポジションにあるように思えましてバンド側だけの考えで作られたというより一種の企画性の高い高品質のリゾートミュージックになっています。憂歌団=ブルースバンドという図式はある方面には大変アピールし尊敬もされるけど如何せん支持層のパイも狭くて活動基盤は築けない上、本人達の創作欲求もブルースに囚われない方向性を模索していた時期にレコード会社の移籍が重なりリスタートを切り易い環境が整ったワケですね。そこで出会ったのが伊藤銀次だったのがつくづくベストマッチでした。伊藤銀次と言えば初期の佐野元春の活動を支えたバイプレイヤー振りが印象に残る所ですが本人もソロ作で冬休みをテーマにした「ウインターワンダーランド」という名コンセプト作を残しているなど、トータルアルバムをサポートするのにうってつけの人物だったワケです。

モチロン憂歌団側にリゾートミュージックをこなすだけの志向なり資質があったからこそのハマリ路線だったのですが彼らのような実力派は得てして何でもこなせてしまう事が仇となり焦点の絞り切れない印象の作品制作に留まってしまう事がまま起こりがちです。よくライヴが最高でもスタジオでは再現できない、なんてミュージシャンの発言を目にしますが優れたミュージシャンシップって本人達にとっては日常なので上手にプレゼンする事がかえって困難なんですよね。
ポップフィーリング溢れる銀次は本アルバムでブルースの泥臭い部分は土台として活かしながらもジャジーなテイストやトロピカルサウンドを前面に打ち出し苦味やアクといった要素を光沢感のあるサウンドにフィットさせました。ポップで軽い口当たりなのにチープでもイージーでもないサウンドになったのはバンドと銀次の共同作業の賜物です。

先に企画性が高いアルバムと述べました…決して趣味的な作品と言いたかったワケではありませんが、ひょっとして当時は軽い気持ちで作られたかも知れないこのアルバム、その後の彼らの迷走→活動休止を見るに及び実はこの路線が彼等にとって最善手だったのでは?と今にして思います。「サマー・ダズ」や「グット・タイムス・ローリン」等このアルバムに接近した作品程充実度が高い点からしてこの方向性を推し進めてくれればあるいは活動休止も無かったんじゃあ…

残念なことに現在このアルバムはCDでも廃盤でして、若干のプレミア価格になっているようですね…中古価格はそんなに高騰してませんが、これだけの名盤が手軽に聴けない環境にはホント憤りを禁じえません!今年は15年振りに憂歌団としての活動再開が報じられているだけにカタログのリマスター再発のチャンスですよ、メーカーさん!紙ジャケBOXなんかユニコーンみたいに廉価で出してくれません?お願いします…

本日は憂歌団 15年振りの活動再開を記念しまして 83年発表の名盤「リラックス デラックス」収録のカヴァー曲「サマータイム・ブルース」を選曲させて頂きました。
島田和夫氏のご冥福をお祈り致します。

それでは本日はこの辺で…


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コメント(2件)

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島やんの件は本当に残念でなりません。木村が葬式の時に「なにしてくれてんねん!」と怒った気持ちがよくわかります・・・。
ところで「サマー・タイム・ブルース」RCも例のアルバムで取り上げて話題になりましたよね。
俺はザ・フーとエディ・コクランのオリジナル・テイクが一番好きかな? 憂歌団といえば「オール・オブ・ミー」や『嘘は罪』などのジャズ・スタンダードのカバーも味があって良いですね。
シュガー・シェイカー
2013/09/02 14:16
我々ファンとしても受け入れがたい現実です…バンドが続いていればあるいは…いや、彼らは活動中も苦闘してきたワケですから、バンドバカには厳しい世の中なんでしょうね…
そうそう危険物アルバムのアレに!アレも好きだなぁ。RC絡みで次のエントリーを予定しています。
憂歌団は演奏ありきのバンドなので自作・カヴァーが全く同列に位置する稀有の存在。自作曲だと「どす黒いやつ」「Night Walk」辺りサイコーだと思います!
mangohboy
2013/09/02 21:12

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